電子レンジの処分をするときに「家電リサイクル法の対象では?」とふと疑問に思う方もいらっしゃるでしょうが、安心してください。電子レンジは、対象品目には該当していません。しかし、小型家電リサイクル法の対象品目になっているのでそちらを守って捨てなければなりません。家電リサイクル法のように、決められた手続きや指定場所に持ち込む必要があるのかも気になるところでしょう。
今回は、電子レンジを正しく処分できる方法を紹介していきます。また、買取を利用することでお得に処分する方法もあります。お手持ちの電子レンジの状態や新しさに応じて、よりお得な買取を利用することもできるので検討してみませんか?
電子レンジは小型家電リサイクル法を守って処分を
電子レンジは小型家電リサイクル法の対象品目となっているので、リサイクル料を支払わずに処分ができるのです。ただし、小型家電リサイクル法に沿った処分が必要になるのでそちらを守って捨てる必要があることを理解しておきましょう。
小型家電リサイクル法とは?
家電製品にはアルミ・鉄・金・銀・銅・レアメタルなどの有用金属が多数含まれています。平成25年に小型家電リサイクル法が制定され、まだ使える資源をリサイクルして有効活用ことが決まりました。電子レンジを処分する際は、自治体でそれぞれ定められている分に沿って処分を進めていきましょう。
電子レンジを自治体のゴミ回収で処分する
電子レンジを自治体で回収してもらうためには、まず自治体が電子レンジを何ゴミで回収しているかを確かめましょう。
それぞれの自治体では、粗大ごみの対象になるサイズを決めています。一辺の長さが30cm を超えるものを粗大ゴミとして扱うところが大半ですが、それぞれの自治体で異なるため注意をしておきましょう。
粗大ゴミで出す手順
- 粗大ゴミセンターへ申し込みをする
- コンビニやスーパーなど指定の場所で粗大ごみ処理券を購入する
(処理費用は、500円~1,000円程度が相場) - 電子レンジに粗大ゴミ処理券を貼る
- 指定した日時に収集場所へ電子レンジを置く
また、不燃ゴミとして電子レンジを回収しているところもあります。その他、電子レンジの附属品のターンテーブルなどは不燃ごみとして出すように決められているところもあり対応は様々です。
燃えないゴミで出す手順
- 自治体のゴミカレンダーを参照して、指定の日時と場所を調べる
- 指定のごみ袋に入れる必要があるか確かめる
- 電子レンジを指定場所に置く
回収された電子レンジは、ゴミ処理施設でスタッフが小型家電を取り出すため、その後、有効な資源は正しくリサイクルされます。これによって自治体は環境を考えた処分を進めていることがわかりますね。
買い替えで引き取ってもらう
電子レンジを買い替えする際には、購入店で無料で引き取りしてもらえることもあります。。また、引き取りのみ依頼している場合には以下の費用がかかるので注意をしてください。自治体の回収日を待てない時などには店舗ならいつでも持ち込みができるメリットもあるでしょう。
家電量販店 | 料金 |
ケーズデンキ | 2,200円 |
ヤマダ電機 | 1,000円 |
エディオン | 550円 |
電子レンジを売って処分する
電子レンジを買い取ってもらうことも、条件を満たしていれば可能です。
ヤマダ電機で買取をしてもらう場合
ヤマダ電機の家電買取キャンペーンなら、以下の条件を満たしている電子レンジであれば最大2,000円で買取してもらうことができます。
- 2013年から2020年製の電子レンジ
- 破損や変色、色あせ、サビがない
- 電源コードや付属品がそろっている
買取業者に買い取ってもらう場合
有名ブランドの人気商品であれば、高値で売れる可能性が十分にあります。最寄りのリサイクルショップを利用するほか、インターネットで買取を行っている家電買取専門店を利用するのもおすすめです。また、電子レンジを店舗に持ち込むことなく査定を受けられるのが、出張買取です。
ただ、人気のある買取業者の場合には、店舗買取だと待ち時間がかかってしまうことや出張買取だと予約が数週間後しか取れないこともあります。そのような時でも、待つ必要がなくなるのが宅配買取ですので検討してみるのもおすすめです。
不用品回収業者に依頼して処分してもらう方法
最も手軽に処分したいという時には、不用品回収業者に依頼をして見ましょう。もちろん、壊れている電子レンジでも回収してもらえます。電子レンジだけではなく他の家電や粗大ゴミをまとめて処分したいという時には、迅速に回収してもらえる不用品回収業者だと手間がかかりません。
電子レンジの回収料金は、業者間で異なりますが相場は3,000円程度です。しかし、他の不要品と同時に依頼することによって費用を抑えることもできます。
自治体のゴミ回収を利用するには回収日まで待たなくてはなりませんが、不用品回収業者であればいつでも都合の良い時に予約ができるので迅速に片付けられます。
もし、電子レンジが新しく価値のあるものであれば、不用品回収業者でも買取を行っているのでまずは相談をしてみましょう。
まとめ
電子レンジを正しく処分するためには、小型家電リサイクル法を守る必要がありますが、家電リサイクル法のような手続きは一切必要ありません。まずは、お住まいの自治体で電子レンジの処分がどのような扱いになっているのかを確かめましょう。限られた貴重な資源を有効活用するためにも、電子レンジを適切に処分するように心がけてください。