オフィスにあるデスクやチェアーなどは、経年劣化やオフィス移転、廃業などいろんな事情から処分したり買い替えを迫られたりしてしまうものです。購入するのは、それほど難しいことではないものの、処分に困ってしまうのが多いのは、家庭でも事業者でも共通の悩みでしょう。事業者の規模が大きいほど、オフィス家具の処分は困難を極めます。適切にオフィス家具を処分するための一つの方法に、廃棄するのにお金をかけるのではなく売って資金にする方法があります。
今回の記事は、オフィス家具の買取の仕組み・買取利用の際の注意点・少数のオフィス家具は不用品回収業者が依頼しやすいの3点をまとめています。
目次
- オフィス家具の処分は事業者に義務付けられている
- オフィス家具の専門買取業者の仕組み
- オフィス家具で買取査定をおすすめするものとは?
- どうして高価買取が成り立つのか?
- 処分費用がかからないのはメリット
- 出張買取のエリアが限定されているのはデメリット
- 買取業者を利用する前に知っておきたい注意点
- 引取費用はかかるかどうか?
- 持ち込みが可能かどうか?
- 出張査定の条件はあるのかどうか?
- 小規模のオフィス家具は不用品回収業者がきめ細かく対応可能
- まとめ
オフィス家具の処分は事業者に義務付けられている
一般家庭から出る家具や家電など処分する際に、まず粗大ゴミとして回収できるのかを検討するでしょう。しかし、オフィス家具は、一般家庭とは使用目的が異なり事業者が責任を持って、廃棄物として処分しなければならないと義務付けられています。
廃棄物の区分 | 具体例 | 対応する業者 |
事業系一般廃棄物 | ソファー・テーブル(木製の家具)など | 「一般廃棄物収集運搬業」の許可を得た業者に処理の依頼 |
産業廃棄物 | 廃プラスチック・金属・デスク、ロッカー、パーティションなど(金属製) | 「産業廃棄物処理業」の許可を得ている業者へ依頼 |
オフィス家具の専門買取業者の仕組み
オフィス家具を専門に買取を行っている業者は、オフィス家具以外のものの買取も対応しているところが大半です。専門買取業者は、どんな仕組みで営業しているのでしょうか?
オフィス家具で買取査定をおすすめするものとは?
オフィスには、さまざまなオフィス用品から事務用品の備品まであり、その多くが買い取ってもらえます。
- プロジェクター
- パソコンデスク
- シュレッダー
- オフィスデスク
- オフィスチェア
- 書庫
- コピーボード
- OAラック
- OHPプロジェクター
- 応接セット
- パーティション
- 本棚
- ロッカー
どうして高価買取が成り立つのか?
オフィス家具の専門買取業者は、中古のオフィス家具の高価買取を可能にしているのは、なぜでしょうか?実は、オフィス家具は中古であっても購入する会社、店舗などが多く需要が高くなっているためです。専門買取業者は、買い取ったオフィス家具を美しく見せるための手入れはもちろんのこと、修繕が必要なものの対応も可能な技術を持っています。そのため、修繕やお手入れを経て利益を上乗せしたうえで中古商品として再販することで、利益を得る仕組みを活用しています。
業者は、再販で一定の利益を上乗せできるノウハウを持っているのが強みなのです。
処分費用がかからないのはメリット
オフィス家具を処分しようと思えば費用がかかりますが、買取してもらうことで処分費用はかからないことはもちろん、利益を生み出せる可能性が高いのです。事業者にとって、利益が出ることは、廃業や閉店などの事態であればなおさら助かるでしょう。業務内容を変える場合でも、元手となる資金が多いに越したことはありません。
そればかりか、オフィス家具の梱包はすべて専門買取業者が行ってくれるため、事業者は今やらなければならない仕事に意識をしっかりと向け集中できる環境が整うわけです。
出張買取のエリアが限定されているのはデメリット
オフィス家具の専門買取業者は、出張買取を採用しているところがほとんどです。それだけ、多くのオフィス家具の買取を事業者にとってもスムーズに済ませたいというニーズも高いことも伺えます。最寄りで、こうした業者を探そうとすると、出張エリアが掲載されているので、その中から希望に応じた業者を見つけなければなりません。
しかし、ホームページの掲載内容を見て「高価買取が期待できそう!」だと思う業者を見つけても、出張買取対象外のエリアだとあきらめざるを得ません。もちろん、全国展開している業者も存在しているため、最寄りで見つけにくい場合には、そういった業者から探すのが早道になるでしょう。
買取業者を利用する前に知っておきたい注意点
オフィス家具の買取業者を利用する際には、いくつかの確認をしておくことがあります。オフィスの移転や新規事業に向けた準備などに追われ、できれば早く買取をしてもらいたいものでしょう。
引取費用はかかるかどうか?
オフィス家具の引取は、運搬や収集に手間もかかる上に、車両も必要になります。会社内から車両へ運搬する作業員の経費も掛かってくるでしょう。そのため、引取費用が依頼したお客様が負担しなければならない業者も存在しています。
もし、買取費用が引取費用よりも安い場合には、買取金額がマイナスとなり費用を支払う可能性も出て来るので注意が必要です。
持ち込みが可能かどうか?
オフィス家具を専門買取業者に引取してもらうと、経費が発生すのを避けるために業者への持込を検討する事業者もいるでしょう。持込対応の有無も予め確認しておくようにしましょう。すべての業者が、持込に応じているわけではないことも把握しておいてください。
出張査定の条件はあるのかどうか?
オフィス家具の専門買取業者ならば、どんなに少量でも出張査定に来てくれるというわけでもありません。本来、オフィス家具の買取から再販が業務の主軸ですので、ある程度まとまった買取を想定しているためです。たとえば、出張査定の際の条件として「100品目以上」と決めているとこともあります。
小規模のオフィス家具は不用品回収業者がきめ細かく対応可能
中小企業事業者の場合には、小規模なオフィス家具の買取を検討しているところもあるでしょう。前述のように、オフィスチェア、オフィスデスクなどの買取希望品目が数点だった場合には、出張査定の条件から外れてしまいます。そのような場合でも、きめ細かく対応できるのが不用品回収業者です。もし、オフィス家具のコンディションがあまり良くない場合でも、不用品回収業者なら他の不用品とまとめることで低価格での回収にも応じてくれます。
まとめ
オフィスの移転やオフィスの廃業などいろいろな事情で、オフィス家具を処分しなかればならない時には、まずは買取査定を検討してみましょう。オフィス家具の買取で再販されると立派にリユースされるため、間接的にでもエコに貢献できます。専門買取業者ならできるだけ手間をかけずにたくさんのオフィス家具を引取、買取してもらえます。リユースできる方法を進めてくれる業者へ、まずは相談をしてみることをおすすめします。オフィス家具の量や規模に応じて、専門買取業者のみならず不用品回収業者も買取にも対応しているところもあるので、検討してみましょう。