ゴミ屋敷の清掃・自分でやる場合と業者に依頼する場合のメリットとデメリット - 福岡エコサービス

ゴミ屋敷の清掃・自分でやる場合と業者に依頼する場合のメリットとデメリット

ゴミ屋敷を清掃するには自分の力でなんとかするか、プロの力を借りるかどちらかです。

自分がゴミ屋敷に住んでいなくても、遠方に住む親の家がゴミ屋敷状態だと、近隣の人にも迷惑をかけてしまいます。

仕事の都合などで清掃に行けない場合は、プロの手を借りる方が早く片づけられます。

時間がたっぷりある場合で、自分で片付ける自信があれば本腰を入れて取り組みましょう。

この記事ではゴミ屋敷を片づける場合、自分でやる場合と業者に依頼する場合のメリットとデメリットについてお伝えします。

目次

  1. ゴミ屋敷の清掃を自分でやる場合の手順
    1. ゴミ屋敷の清掃に必要なもの
    2. ゴミを出すことのみに集中する
    3. ゴミ屋敷の清掃は普通の清掃とは違うことと認識しておく
    4. 要るものは段ボールに、要らないものはナイロン袋に詰めます。
    5. 捨てる判断
  2. ゴミ屋敷の清掃をプロに依頼する場合の手順
    1. プロがおこなうゴミ屋敷の片付けと清掃手順
    2. プロに片付けや掃除を頼む場合
    3. 価格について
  3. 自分で片付けるメリットとデメリット
  4. 業者に依頼するメリットとデメリット
  5. まとめ

ゴミ屋敷の清掃を自分でやる場合の手順

ゴミ処理を自分でする場合は、ゴミ回収日のチェックから始めます。

親の家を片づける場合などは、自治体によって細かく仕分けする必要や、指定のゴミ袋でないと回収してくれない自治体もあります。

また、ほとんどの自治体では、大型ゴミを回収してもらうときや持ち込むときも事前に連絡をして日時を確認する必要があります。

せっかく持ち込んでも、当日引き取ってもらえないこともあるので、自分が住んでいる地域以外の身内の片づけなどをおこなう場合は、気になることはすべて聞いて確認してから行動しましょう。

ゴミ屋敷の清掃に必要なもの

ホコリを吸い込まないようにマスクをして、手を傷つけないように手袋をはき、捨ててもよい服を着ておこないます。

事前に用意しておくものは、マスク、軍手、雑巾、ゴミ袋、ガムテープ、紐、段ボール箱、ゴキブリなど害虫駆除剤などです。

ゴミを出すことのみに集中する

ゴミ屋敷は1日や2日でなったわけではないので、家具などを移動させたり、持ち物を整理整頓しながらゴミの仕分けをしていたら、1日はあっという間に過ぎてしまいます。

ほこりにまみれた気が遠くなるような作業は、とにかく目的を「ゴミ出し」と決め、黙々とゴミと必要なものを分けていきます。

食べ物や飲み物の汁などがこぼれていた場合は、使い捨て雑巾で拭く程度にして、清掃は第二ラウンドにしておきましょう。

ゴミ屋敷の清掃は普通の清掃とは違うことと認識しておく

一般的な大掃除は、ホコリは上から下へ落し、ゴミは奥から玄関へ向かって掃き出しますが、ゴミ屋敷の清掃は玄関から奥へ奥へとすすめていきます。

入口がゴミの山でふさがれていると、身動きが取れなくなってしまうからです。

要るものは段ボールに、要らないものはナイロン袋に詰めます。

同じナイロン袋に詰めると、要るものと要らないものが分からなくなってしまう恐れがあるので、一目瞭然で区別ができるようにしておきます。

捨てるかどうか迷う時間が長くならないように、大事なものも仕分けをせず、取りあえず赤色のマジックなど目立つ色で大きく「大事」と書いて箱に納めておきます。

捨てる判断

ローラー作戦で即、捨てる判断をする秘訣は、健康を害するかどうかです。

昔、流行った皮のジャケットやミンクのコートにカビが生えていたら、いくら高価なものでも健康を害します。

買ったとき100万円のコートも1,000円にもならないそうなので、思い切って処分しましょう。

また、ほこりをかぶったぬいぐるみや足ふきマット、古いクッションや座布団なども雑菌のかたまりなので捨てます。

古雑誌も積んだままにしておくと虫が湧き、健康を損ねる原因になるので処分します。

食品庫や冷蔵庫の中の賞味期限の過ぎたものも処分しましょう。

ドライフラワーやプリザーブドフラワー、アートフラワーなどもほこりを吸っているので処分しましょう。

「これを捨てると健康になれる」と思って処分すると、物に対する執着心や、罪悪感がなくなります。

ゴミを大量に積める軽トラックやライトバンなどを借りる
ゴミ処理センターにゴミを運ぶために車を借りる必要がありますが、運転手がいない場合は、便利屋さんや不用品回収のプロに依頼するという方法もあるので、前もって相談しておきましょう。

ゴミ屋敷の清掃をプロに依頼する場合の手順

プロがおこなうゴミ屋敷の片付けと清掃手順

プロの業者は奥から出てきたゴミを運び出すために、まず入り口付近のスペースを確保しておきます。

紙類、ペットボトル、食品が入っていたプラスチック容器、缶など一目でゴミと判断できるものをゴミ袋に入れて、とにかく家中のゴミの分量を減らします。

貴重品と思われるものや、大事かもしれないと思うものが混じっていれば、見逃さないようにゴミと仕分けします。

不用品を片付けた後は、プロ用の洗剤や道具を用いて清掃作業に移ります。

その時家具などを移動させながら、汚れを取り除きます。

汚れたクロスや壁紙のリフォームや害虫駆除などは、オプションで請け負ってくれる業者もあるので、希望する場合は、事前に相談をして価格なども確認しておきましょう。

プロに片付けや掃除を頼む場合

見積金額や清掃内容、作業日程などについてや、掃除が終わった後にゴキブリやハエやダニなどの害虫駆除をおこなってもらうのか、ハウスクリーニングも依頼するのかなども決めておきましょう。

また、大事なものがゴミの中に埋もれている場合もあるので、「○○が出てきたら取っておいてください」と紛失物があれば、伝えておきましょう。

価格について

多くの場合、車両の大きさによって価格が決まっています。

一軒家の一部屋やワンルームマンションなら、軽トラックに積み切れる場合がほとんどで一台で3~4万円が相場です。

しかし、中には二台必要なこともあるので、前もって見積もってもらいましょう。

自分で片付けるメリットとデメリット

自分で片づける気力があれば、3DKまでの広さなら何とかなります。

自分で片付けると、経費を安く抑えることができます。

仕事の都合などで1日まとまった時間が取れない場合は、前もって片付けるための必要なグッズを用意して置き、ゴミ収集日の前日のたびに片付けていくと、かなりゴミを減らすことができます。

自分のペースで片付けられるのは、メリットと言えます。

しかし、普通の掃除とは違い計画的に段取りよく行わないと、月日はあっという間に過ぎてしまいます。

もともと片付けるのが苦手でゴミ屋敷になったわけなので、時間がかかればかかるほど、やる気がなくなってしまいます。

モチベーションを持続できないのが、自分で片付けるデメリットと言えます。

また、大型ごみの処分や家具の模様替えが一人でできないのもデメリットです。

業者に依頼するメリットとデメリット

ゴミ屋敷を一刻も早く処分したい場合は、業者に依頼すると対応が早く、片付けから不用品の処分、清掃までしてもらえるのがメリットといえます。

仕事などで遠く離れた親の家の片付けができない場合は、業者に依頼すると便利です。

また、大型家具を動かしたりする作業はひとりではできませんが、業者を利用すると、すべて行ってもらうことができます。

デメリットは、当然ですが費用がかなりかかることです。

しかし、信頼できる業者に依頼し、それ相当のお金さえかければ、途中で挫折して落ち込むこともありません。

中には業者にゴミ屋敷状態の部屋を見られるのが恥ずかしいといった気持ちがある人もいるようですが、ギブアンドテイクと割り切って依頼するようにしましょう。

まとめ

片付けながら整理整頓をするのは、ゴミを捨てるだけの作業に比べかなりの労力と忍耐力が必要です。

もともと片付けるのが苦手な人が、計画を立ててゴミ屋敷を片づけるのは、至難の業です。

自分でおこなう場合は、挫折を避けるために整理整頓は後回しにして、取りあえずゴミを出すことだけに集中します。

この時点で大型ごみの回収を業者に依頼することもできます。

ゴミ屋敷を一刻も早くなんとかしたいなら、業者に依頼するのが一番の近道と言えるでしょう。

「予算はこれだけしかありませんが、ゴミ屋敷の状態から脱出したいのです」と、業者に相談すると、きっと親切に最善の方法を教えてくれることでしょう。

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