エアコンの処分は、家電リサイクル対象法の対象家電なのでリサイクルに関する規定の料金を払う必要があります。エアコンを処分したい時に、まだ正常に使えるものだと「買取してもらえないか?」と考えてしまうのも無理もありません。
エアコンの寿命は12~14年ほどですが、古いエアコンでも正常に作動するものも少なくありません。古いエアコンだと、そもそも買取の対象になるのかどうか気になるところですね。
この記事を読んでもらうと、古いエアコンが買取できるのかどうかが分かります。買取を検討する前にセルフチェックするポイントもまとめました。買取してもらえない古いエアコンを適切に処分する方法を合わせて解説していきます。
古いエアコンをどうすべきかお困りの方は、ぜひ最後までお読みください。
古いエアコンを買取してもらう前にチェック
家電の購入した時期は、自分が思い出す以上に何年も経過しているものです。4~5年前に購入した記憶があっても、実際には7~8年前に購入していたということも少なくありません。
まず、エアコンの買取前に、製造年数を確めるために型番をチェックしましょう。エアコン本体や内部のカバーに記載があるかを確かめてください。取扱説明書があれば、すぐに分かります。
取扱説明書やリモコンなどの付属品があるかも、買取価格に影響が出るのであるものはすべて揃えておきましょう。また、古いエアコンだけに保証書は期限が切れているから不要と考えがちですが、購入の記録として役立つので提示してみてください。
エアコンの動作をチェック
エアコンを買取してもらうには、買取業者による厳密な動作確認が行われます。特に古いエアコンとなると動作に支障が出る可能性も高くなるため、あらかじめセルフチェックをしておくのも賢明です。
使用時の異臭がないか?
エアコンは、フィルターの汚れから不快な臭いが出ることが古くなるにつれ多くなります。
ペット・たばこ・カビなど生活臭が染みついていると査定額が下がることもよくあるものです。作動中に臭いが出ていないかを改めて意識してみてください。フィルターの状態を見ておくのもおすすめです。
室外機の設置が不便な位置ではないか?
エアコンの取り外しで盲点になるのが、室外機の設置場所です。
室外機が2階でエアコン本体が1階に設置、吊り下げて設置などの場合には取り外し作業に手間がかかってしまいます。そのため、買取価格が下げられます。室外機への意識が薄れがちですが、設置位置を確かめておくのも忘れないようにしましょう。
エアコンの買取にかかる費用があるのではないか?
エアコンの買取は、以下の費用がかかるかどうかも確かめておく必要があります。下記の費用を差し引きした買取額の提示をしてくれる業者がおすすめです。
つまり、依頼者の支払うべき費用がないことを念のため確かめておきましょう。なぜなら、買取金額の提示に承諾した後に別途費用を請求されるケースもあるかもしれないからです。
- 取り外し工事費用
- リサイクル料金
- 回収費用
製造から5年以内のエアコンは買取対象
エアコンの寿命は、12~14年ほどです。ですから、たとえば10年経過している古いエアコンでも正常に作動していることも珍しくありません。しかし、買取業者からしてみればお伝えしたように取り外し費用や回収費用をかけてまで再販するとしても、高く売れない計算になります。
したがって、他の家電と同じようにエアコンの買取は製造から5年以内が一つの目安として定着しています。
古いエアコンを適切に処分する方法
5年以上経過した古いエアコンは、多くの場合は買取されないことがわかりました。こうした古いエアコンは、以下の処分方法がおすすめです。
自治体の粗大ゴミでは出せない
家電リサイクル法の対象品目なので、エアコンは不要になったからといっても自治体の粗大ゴミとして回収してもらえません。
エアコンを始め、洗濯機やテレビ、冷蔵庫は家電リサイクル対象家電なので、家電リサイクル法に沿った処分を行うことが求められます。
家電量販店で回収してもらう
エアコンを買い替えする時に、購入店で回収してもらえます。新しいエアコンを設置するために、古いエアコンを取り外すので一度の依頼で済むのがメリットです。
- リサイクル料金+収集・運搬料金+取り外し費用
家電リサイクル券の発行に関しても、家電量販店で教えてもらえるので手間はそれほどかかりません。
ただし、家電量販店ごとに収集・運搬料や取り外し費用が異なるため調査しておく方が良いでしょう。
指定引取場所へ持ち込む
一般財団法人家電製品協会 家電リサイクルセンターを確認すると、直接エアコンを持ち込みすることもできます。
指定引取場所での処分は、郵便局でリサイクル券をあらかじめ購入して置く必要があります。
その後、指定引取場所に持ち込むためリサイクル料金のみで済むお得な方法です。しかし、エアコンの取り外しや運搬を自力で行うにしても、手間や労力もかかってしまうデメリットもあります。
不用品回収業者に回収してもらう
楽に処分するなら、不用品回収業者がもっともおすすすめです。都合の良い時に自宅まで回収に来てくれます。エアコンの取り外しも依頼できるので、事前に申し込みをするだけで済みます。
試しに買取が可能か聞いてみるのも良いでしょう。不用品回収業者の中では、不用品買取も同時に行っているところも多くなっています。「福岡エコサービス」でも、不用品買取も可能です。
「買取してもらえるかもわからない」ものでも、お気軽にお問い合わせくださると無料査定をさせていただきます。
古いエアコンの場合には、回収処分を依頼することがほとんどなので、費用がいくらになるのかも見積もりをもらっておきましょう。少しでも費用を抑えるためには、他の不用品とまとめて依頼するのもおすすめです。
まとめ
エアコンの買取は、基本的に製造から5年以内のものなら可能です。古いエアコンは、どこでも買取されにくくなるのはエアコンの寿命や家電リサイクル法の対象品目という背景があるためです。古いエアコンの買取は、基本あまり期待しない方が賢明です。
最終的に、買取もできなくなると古いエアコンは処分するしかなくなります。「手間をかけたくない」「費用をできるだけ抑えたい」「急いで処分しなければならない」など事情に合わせて処分方法を選ぶようにしましょう。