「古いタンスを捨てたい」「食器棚を整理して一つにまとめたい」など大型家具を処分したい時、運搬が困難なのでどうしたら良いのか困ってしまうことが多いでしょう。大型家具は室内で移動させる際にも人手が要るだけに、そのままとりあえず設置したままになってしまいます。
この記事を読んでもらうと、大型家具を処分方法が分かります。大型家具の状態次第では廃棄処分で回収してもらうだけではなく、お金に換える方法も検討してみましょう。廃棄するしかない大型家具は、どのような業者を選ぶと安心して依頼できるのかも詳しくまとめてみました。処分に困っている方は、早速、業者を選ぶ際の参考にしてください。
大型家具の処分方法
処分に困るもので代表的なものは、タンスやソファー、食器棚などの大型家具です。室内で移動をするにも苦労する大型家具は、どのような業者に依頼すれば良いのか考えてしまうものです。以下の4つの処分方法を説明していきます。
自治体の粗大ゴミ回収で出す
自治体の粗大ゴミ回収で大型家具を回収してもらえます。自治体が運営しているため、何より安心感もあるでしょう。料金は、自治体ごとに定められており数百円程度と安くて済むのもメリットです。
ただ、大型家具を粗大ゴミ回収の収集場所まで持込しなければならないので、一苦労する問題があります。自治体で提携している業者に自宅まで回収に来てもらうことも可能ですが、別途費用がかかるので、あらかじめ確認しておきましょう。
粗大ゴミの処理の手順
- 自治体のゴミ処理センターへの申込をする
- 粗大ゴミ処理シールを指定場所で購入する
- 粗大ゴミの指定場所に粗大ゴミ処理シールを貼る
- 回収日に指定場所に搬出する
そのため、ある程度の日数がかかります。大型家具を捨てる計画がある時には、前もって申し込んでおけばルールに従った処分ができます。
リサイクルショップで売る
新しいものやブランドものの大型家具は、リサイクルショップで買取してもらう方法がお得な処分方法です。家電は製造から5年程度ですが、家具は10年程度でも状態が良ければ買取してもらえます。大型家具なので、出張買取に対応しているリサイクルショップを利用しましょう。
少しでも高く売るためには、大型家具の汚れを取り除くように掃除をしてみてください。また、テーブルならイスと一緒に買取に出すようにセットで買取に出す方が高くなる可能性があります。
引越し業者に依頼する
不用品回収や買取に対応している引越し業者は限られていますが、引越し業者に依頼する方法もあります。大型家具を不用品回収の対象としているところなら、引越し業者に依頼することもできます。
ただ、引越し業者のホームページを見ると「家具や家電などの不用品は、自治体の粗大ゴミ回収を推奨」しています。依頼できる引越し業者は限られている上に、対象品目が決められているので誰もが利用しやすいというわけではありません。
不用品回収業者に依頼する
一方、処分してくれるかどうか悩まずに済むのは、不用品回収業者です。しかも、不用品回収業者なら都合の良い時に合わせて回収してくれます。大型家具を移動させる負担もなく、設置場所から運搬してくれるので手間がかかりません。楽に利用できる分、費用は粗大ゴミ回収に比べると高くなります。
電話一本で、最短なら当日でも回収に来てくれるので、最も手軽で利用しやすい方法です。粗大ゴミ回収のように申込や搬出の手間がかかるわけでもなく、処分したい時に簡単に回収してもらえるのが魅力です。
選んではいけない不用品回収業者のタイプ
不用品回収業者を探している時、どのような業者なら安心して依頼できるのかが分かりづらいものです。費用の安さや通りがかりのタイミングで簡単に業者を決めてしまうと、悪質な業者に依頼してしまう可能性もあります。始めから選んではいけない業者を知っておくと、そういった心配もしなくて済みます。
トラックで街を巡回している
街をトラックで巡回している不用品回収業者を見かけたことがあるでしょう。「無料で回収します」とアナウンスをしていると、大型家具の処分を頼んでみようと思う気持ちにもなるかもしれません。しかし、安易に信用してしまうと後になり高額請求や追加費用の請求などトラブルに遭う可能性があります。
そもそも、許可を得て不用品回収をしている業者はこうした営業はしていません。
チラシで無料回収と書いている
チラシに「無料回収」と書かれている不用品回収業者を見かけたことはありませんか?大型家具の処分に困っている家庭だと、つい依頼してみようかと思うこともあるでしょう。
実際に依頼をすると、回収料金は無料でもトラックに載せる費用や出張費は発生すると、自分たちの主張を正当化しようとします。利用者は、だんだんと威圧的な態度を取られるため怖くなりお金を払ってしまう事例も後を絶ちません。
トラブルに遭わないためには、不用品回収で無料回収と記載している時は、依頼を始めからしないようにしてください。
業者の住所が不明・連絡先が携帯電話のみ
「巡回しているトラックに会社名もない」「ホームページには住所もない」「連絡先は携帯番号のみ」などの不用品回収業者は、悪質な業者の可能性が高くなると考えてください。
住所も固定電話の記載がない場合には、いくらホームページがあったとしても正式に許可を得ている業者とは言い切れません。通常であれば、住所や固定電話を記載するのは、業者として当然のことだからです。
敢えて載せていない意図があるのではなく、実体がない業者と考える方がつじつまが合うでしょう。
優良な不用品回収業者を選ぶポイント
選んではいけない不用品回収業者について説明しました。もちろん、信頼できる不用品回収業者も多数あるのでどのようにして優良な業者を見極めると良いかポイントを紹介しておきます。
料金体系が分かりやすいか?
不用品回収業者の料金体系は、主に2つあります。2つの違いを理解し、業者を決める際にどちらの料金体系になっているのかを把握しておくのが賢明です。
基本料金+回収品目ごとの料金
基本料金の相場は、3,000~5,000円です。たとえばタンスやベッドなどの大型家具が数点だけを回収してもらいたい時には、品目ごとの料金が加算されます。この料金体系だと、トータルの料金がどのように算定されているかも分かりやすいでしょう。
参考
基本料金3,000円+タンスの処分料金8,000円=11,000円
ただ注意して欲しいのは、基本料金にトラック代やガソリン代が含まれているかという点です。後々、車両費を請求されないようにするためにも、基本料金に何が含まれているかもきちんと説明してくれる業者がおすすめです。
積み放題プランで定額料金
積み放題プランは、たとえば「軽トラック1台に載せ放題で、15,000円」というように定額料金になっています。処分したいものが多数ある時、個数が回収日に増える可能性がある時には、こちらのプランがおすすめです。
大型家具がいくつかあり、他の家電や自転車などもまとめて回収できるので便利です。不用品回収業者も顧客獲得の戦略として積み放題プランを提供しているところが、多くなっています。積み込める量に応じて、軽トラックや1トントラックなどいくつものプランを展開している業者も存在しています。
口コミサイトでの評判はどうか?
不用品回収業者を選ぶ時に確かめてほしいのが、口コミサイトでの評判です。自社のサイトでは、良い口コミばかりが掲載されているので信頼できるのかどうかまでは、はっきりしないこともあるでしょう。口コミサイトなら、利用者の立場でリアルな口コミを投稿できるので、有益な情報を集められます。良い口コミだけではなく悪い口コミが読めると、他の業者との比較がしやすくなります。
また、自社のサイトでも実績やお客様の声が多数あり更新されているところなら信頼が持てます。更新をしているということは、業者がお客様の声を真摯に受け止めている姿勢でしょう。
まとめ
大型家具の処分は困ってしまうものですが、回収や買取で業者を活用することで処分を済ませられます。手軽で簡単なのは不用品回収業者への依頼ですが、悪質な業者も一定数いるのでお伝えした選び方に従って良質な業者を見つけるようにしてください。
大型家具を処分できると、その分のスペースを有効活用できるようになります。かなりスペースを占めるものだけに、大型家具の処分は自力では対応できないために先延ばしになりがちです。大型家具の処分ができなくて困っている時には、業者の力を借りるようにすると一気に問題は解決できるようになります。注意点を守って信頼ある業者を見つけるのがおすすめです。