引越しのタイミングでは、さまざまな不用品が出て来ます。家電や家具、洋服、書籍や雑誌、自転車など処分をしたいものは、引越しまでに処分は済ませておきたいものですね。不用品の種類によって適切な処分を選ばなくてはならないので、引越しまでに計画的に進めるようにしなければなりません。
この記事を読んでもらうと、引越しの不用品を処分する方法が分かります。「どのような業者に依頼するのがおすすめなのか?」「楽に処分できるのはどこか?」といった疑問を解決して行きましょう。
引越し時の不用品を処分する方法?
引越しの際には不用品が何かと出て来ますが、処分方法は主に6つの方法があります。それぞれの方法の特徴やメリット、デメリットもまとめてみました。
引越し業者
引越しを依頼する際に、引越し業者に不用品回収も合わせて依頼する方法があります。引越しと同時に利用できるので、1社で済みます。ただ、引越し業者の不用品回収は対象品目のみしか回収してもらえません。また、引越し業者で不用品回収に対応しているのは一部だけです。
処分したいものが引越し業者の不用品回収品目と一致していて、数が少ない方には向いています。
不用品回収業者
さまざまな不用品が出ても自宅まで回収に来てくれるのが、不用品回収業者です。多数の不用品でも業者に依頼すると迅速な回収してもらえます。ただし、不用品回収業者によって費用には差があるので見積もりを取るなど入念に比べた上で依頼をするようにしましょう。
不用品回収業者は、一度に不用品をすべて回収してもらえるので手間も時間もかけずに片付けられます。ただ、不用品回収業者は引越しシーズンは繁忙期になるので、希望通りの時間で訪問してもらうためには早めの予約がおすすめです。引越し前で楽に処分を済ませたい方や多忙な方は、検討してみましょう。
リサイクルショップ
不用品を廃棄処分するのではなく、リサイクルショップでお金に換える方法もあります。リサイクルショップへ持ち込みできるものは店舗で買取してもらえるので、とても便利です。大型の家具や家電は、出張買取に対応しているところならさらに利用しやすくなります。
こちらは、処分にお金をかけたくない方に向いている方法です。しかし、店舗へ持ち込んだり出張買取を依頼したりする手間はそれなりにかかります。査定を受けてみて、納得が行けば買取してもらえることでお得な処分ができます。
フリマアプリやネットオークション
リサイクルショップよりももっとお得に売りたい方は、フリマアプリやネットオークションを利用してみるのもおすすめです。ネットサービスを活用すると、不用品が思いがけず高値で売れることもあります。普段からネットサービスの利用に慣れている方は、活用してみましょう。
ただ、ネットサービスの利用は出品やメッセージの対応、梱包、発送と自分で全て完了させなくてはならないので手間と時間がかかります。引越しまでの時間的なゆとりがある方に向いている方法です。
友人や知人に譲る
一方、不用品を不用品を友人や知人に譲る方法もあります。気心の知れている間柄なら、使わなくなった家電や家具、子供服など声掛けしてみるともらってくれる場合もあるでしょう。フリマアプリを利用するのは手間がかかるなら、譲ってみるのも良いでしょう。
粗大ゴミに出す
できるだけ割安で不用品を処分するなら、自治体の粗大ゴミ回収がおすすめです。粗大ゴミとして回収してもらうためには、粗大ゴミ処理券を購入して置く必要がありますが、数百円程度と格安です。
回収日に粗大ゴミを指定場所へ持ち込む手間はかかりますが、不用品回収業者に依頼するよりも安く済みます。また、自治体のゴミ処理施設へ直接持ち込むことも可能です。お住まいの粗大ゴミの出し方を確認した上で利用してみましょう。
引越し時の不用品を処分での注意点
引越しの際に出て来る不用品の処分は、以下の注意点があります。処分する際の注意点にも目を通した上で、適切な処分を行いましょう。
自治体のゴミ回収を利用する時はルールを守る
自治体のゴミ回収を利用する際には、不用品によって分別をしっかり行って出してください。粗大ゴミの回収時は、事前に申し込みをするためゴミの品目を伝えます。しかし、古紙や不燃物などの回収日に対象外のものを出してしまうとルールを守っていないとされ回収されません。たとえば、引越しまでだと不燃ゴミの回収日が月に一回しかない場合には、分別のミスによりゴミが出せないままになることもあるわけです。
また、粗大ゴミ扱いとなる大きさのものを可燃ゴミや不燃ゴミの日に出してしまうと回収されません。ゴミカレンダーで大きさや分別を確認し、指定の時間に出すようにしましょう。
家電リサイクル法の対象家電は法律に従って処分する
引越し時は、家電リサイクル対象家電を処分することもよくあります。対象品目のテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは、家電リサイクル法に従って処分をしなければなりません。
不用品回収業者の中には、無料回収で回収をしているところがありますが、このような業者は違法営業しているので依頼しないようにしましょう。
不要な家電を売却する以外の方法は、以下の3つから選べます。家電リサイクル券の購入と収集運搬料を支払いが必要になるのであらかじめ確認しておくことをおすすめします。
- 購入店に回収してもらう
- 買い替えで回収してもらう
- 指定取引場所へ持ち込む
引越し時の不用品処分は計画的に
引越し前にはいろいろと準備や手続きに追われます。不用品まで引越し先に持って行くと場合によっては引越し費用が割高になってしまうこともあるでしょう。何かと多忙な中で不用品を前もって処分しておくと、引越し後に無駄なものが無くなり荷解きや整理もしやすくなります。引越しは、断捨離をするのにちょうど良いタイミングだと言われるのは、期限がある中で不用品を処分することが求められているためです。
引越しの不用品は、計画的に処分を進めて行きましょう。
まとめ
お伝えした処分方法を上手く組み合わせることで、引越しの状況や不用品の内容に合った処分ができるようになります。引越しまで切羽詰まった状況で処分をするケースもあるでしょう。不用品回収業者なら最短なら即日でも対応可能なので、間に合わせてもらえます。いずれにしても、引越しが決まった時点で処分方法を決めるようにしましょう。
その後は、計画にそって不用品の処分をそれぞれ進めていくようにすれば引越し時に必要なものだけで無駄な荷物を作ることもありません。