梅雨時から暑さの残る初秋まで、扇風機は大活躍してくれる家電です。使用するに連れて使えなくなるものも出て来ますが、「壊れた扇風機の処分方法はどのような方法があるのか?」「費用がいくらかかるのか?」と悩んでしまう方も多いでしょう。
この記事を読んでもらうと、捨てたい扇風機を確実に処分できる方法や費用がわかります。自治体での捨て方だけではなく、他の処分方法もあるので利用しやすい方法を見つけて賢く処分をしていきましょう。
扇風機を捨てたいけれど、分かりづらくて困っている方はぜひこの機会にお役立てください。
扇風機を捨てたい時の処分方法
扇風機を捨てたい時には、以下の4つの処分方法があります。処分の仕方や特徴、費用の違いをご紹介していきましょう。それぞれの処分方法を比較してみて、利用しやすい方法を見つけてください。
自治体のごみ回収を利用する
扇風機は、自治体の粗大ごみで回収してもらうほか、小型家電リサイクル法に従った回収も可能です。扇風機を自治体のごみとして出す際の手順についてまとめています。
粗大ごみ回収で出す
多くの自治体では、扇風機は粗大ごみの対象となっています。ただし、家庭ごみを出すのとは違い前もって申し込みが必要になるので計画を立てるようにしましょう。
- 自治体のごみ回収センターに電話かインターネットで回収を予約する
- 手数料として粗大ごみ処理券を自治体の指定施設(スーパー・コンビニなど)で購入しておく
- 扇風機に粗大ごみ処理券を貼り付ける(必要事項を記入する)
- 粗大ごみの収集日に指定場所に扇風機を出す
粗大ごみ処理券の費用は、200~500円程度です。扇風機の大きさによっても、手数料が異なる自治体もあるので、大きさを測っておくと分かりやすいでしょう。費用が安く処分できる処分方法というのがメリットです。反面、申し込みや粗大ごみ処理券の購入、扇風機を収集場所に持参するといった手間はかかるのがデメリットとも言えます。
小型家電リサイクル法に従って出す
自治体によっては、小型家電リサイクル法に基づいた回収を受け付けているところもあります。小型家電を公共施設や家電量販店の回収ボックスに入れることで処分ができる方法です。
しかし、普通の大きさの扇風機は回収ボックスに入る大きさではありません。自治体で指定している資源ごみステーションに持ち込むのが一般的です。自治体によって、扇風機を小型家電リサイクル対象品目として回収するのは、出し方が異なるのであらかじめ問い合わせしておきましょう。
粗大ごみ回収よりも受け付けている自治体が少ないのですが、行政が行う回収なので安心して利用できるのがメリットです。デメリットとしては、早く処分をしたい事情がある時には間に合わないことがあげられます。
解体して不燃ごみとしてで出す
扇風機は、もともと羽やカバーを外して掃除をする構造になっているので、解体をするのも比較的しやすいものです。また、オフシーズンに仕舞いやすいようにコンパクトに分解できる構造の扇風機も販売されるようになりました。
解体をすれば、自治体によっては不燃ごみで受け付けているところもあります。逆に解体しても扇風機を粗大ごみとしてしか回収できないところもあるので、まず自治体へ問い合わせをしてみてください。
解体すると、不燃ごみで出せる自治体なら費用がかからないのがメリットです。解体の時間や手間がかかるので、不慣れな方にはおすすめできません。
家電量販店で回収してもらう
買い換え時に家電量販店で扇風機を回収してもらうこともできます。大手家電量販店では、小型家電リサイクル法に基づいて小型家電を引き取りに応じています。
また、買い換えをせずに小型家電の回収だけでも依頼できるところもあります。出張費や回収費が設定されているので、確認しておきましょう。
買い換えでも引き取りのみでも、リサイクル料金を支払うと引き取ってもらえる便利な方法です。引き取りの場合は、出張費用がかかりますが家電量販店へ持ち込めない方には便利な方法と言えます。
家電量販店の扇風機のリサイクル料金
家電量販店 | リサイクル料金 | 引き取り依頼の費用 |
エディオン | 550円 | |
ケーズデンキ | 550円 | 引き取りのみの場合は、出張料金が加算される |
ヤマダ電機 | 1,100円 | 訪問回収は料金が異なる |
ヨドバシカメラ | 550円 | 引き取りの場合は、出張費用2,200円かかる |
リサイクルショップで買い取ってもらう
コンディションの良い扇風機ならリサイクルショップで買い取ってもらいましょう。処分にお金をかけずに済むので、便利な処分方法です。
タワー型扇風機や羽のない扇風機は、人気が高いので買取されやすくなっています。できるだけ高く買い取ってもらうためには、以下のポイントを抑えておきましょう。
- きれいに掃除をしておく
- 付属品・取扱説明書を揃えておく
- シーズン前に査定を受ける
査定を受ける際には、上記の点も心がけておくと少しでも査定額のアップにつながる可能性があります。
出張買取に対応しているリサイクルショップが便利ですが、対応していないところだと持ち込みをする手間もかかってしまいます。
捨てたいと思っていた扇風機がお金になるのがメリットです。反面、期待していたほどの査定額がつかない時もありえます。
不用品回収業者に依頼する
手軽な処分方法としては、不用品回収業者への依頼があります。扇風機の他にも不用品をまとめて回収してくれるので、手間がかかりません。
電話やインターネットで申し込むと最短なら即日でも対応してもらえるため、何よりスピーディーな処分ができます。また、粗大ごみ回収のように収集日まで待つこともありません。
手間をかけずに簡単に処分してもらえるのがメリットです。ただ、業者の品質にばらつきがあるので業者選びは慎重に行う必要があります。業者選びをしっかりとしておけば、他の不用品とまとめると費用を抑えられるので経済的な処分も期待できます。
扇風機や他の不用品を処分したい時には、不用品回収の福岡エコサービスにお任せください。1点でも数多くの不用品でも迅速に回収いたします。
扇風機を捨てたい時の注意点
音が出始めたり首が回らなくなったりすると、扇風機の捨て時が来ていると考えましょう。ご紹介したように、扇風機の処分方法は複数あるのですがあります。扇風機を捨てたい時の注意点もご紹介しておきます。
「無料回収」業者に依頼しない
家電や家具などを捨てたいと思っても、即座に捨てられるわけではありません。粗大ごみ回収を利用するにも申し込みが必要です。
扇風機を捨てたいと悩んでいるタイミングで、「無料回収」を謳う業者が通りかかっても依頼しないでください。
「無料」という甘い言葉で依頼をしてしまうと、後になって高額な請求をされる恐れもあります。また、このような業者は廃棄物収集運搬の許可もなく営業しているため、扇風機をそのまま不法投棄されてしまいこともあると考えておきましょう。
自治体によっては解体しても粗大ごみ扱いの場合もある
扇風機はもともと分解できる構造になっているため、粗大ごみではなく不燃ごみで出そうと思う方もいるでしょう。しかし、自治体次第では解体をしても扇風機を粗大ごみ扱いと決められているところもあります。せっかく解体して不燃ごみの収集日に出しても回収してくれなければ、二度手間になるでしょう。
解体の有無にかかわらず粗大ごみ扱いとなっているかどうかも確かめておきましょう。
扇風機の異常があれば寿命が来ていると考える
扇風機を使用していて、動作音がうるさくなったり首が回らなくなったりするときには、寿命が来ていると考えるのが賢明です。
扇風機は、経済産業省「長期使用製品安全表示制度」の基準に基づいて、耐用年数が本体に記載されています。5年・7年・10年と記載されているので、お宅の扇風機の本体を見てください。
耐用年数を過ぎたからといって即座に捨てないといけないわけではありません。ただし、この年数を過ぎた頃から異音や異臭、コードの劣化をチェックしてみることはとても大事です。
耐用年数を過ぎていても、「壊れてもいないのでまだまだ使える」と思うのが扇風機ですね。けれども、壊れていないから安全に使えるというわけでもありません。
近年では、扇風機が原因の火災も多数発生しています。耐用年数を目安に、異常が生じ始めたら買い換えをするのが安全です。
まとめ
家電の中でも長持ちしやすいものとして定着しているのが扇風機です。エアコンと併用したり各部屋で使ったりするのにも買い求めやすく扇風機は、家に数台があるところも多いでしょう。それだけに、処分が必要になる機会も多くなります。
扇風機を捨てたい時には、お伝えした処分方法から利用しやすいものを選んでみてください。きちんと処分を終えるためにも、扇風機を捨てたい時には注意点も守るようにするとスムーズに処分できるようになります。