すぐに暖まるファンヒーターは、大活躍してくれる暖房器具です。それだけに、臭いが出たりスイッチが入らなかったりするなどの異常が出て来ることもあります。
ファンヒーターの寿命を知っておくと、そろそろ買い替えの時期だと腹積もりできるでしょう。故障したファンヒーターは、どのような処分方法があるのでしょうか?
この記事を読んでもらうと、ファンヒーターを適切に引き取り処分する方法がわかります。引き取りしてもらう方法の費用や手順も詳しくまとめました。ファンヒーターの引き取りをしてもらいたいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
ファンヒーターのエラーや症状が出たら処分をしよう
まず、ファンヒーターのエラーやいつもと違う症状が出た時に使い続ける危険性を考えてみましょう。灯油やガスを用いて使うファンヒーターだけに、過信してしまうと火災になる可能性もあるので注意が必要です。
ファンヒーターの寿命は8~10年
ファンヒーターを使う家庭では、複数台あるというところも少なくないでしょう。ファンヒーターは、寿命が8~10年ほどです。
- ガスファンヒーター 10年
- 石油ファンヒーター 8年
購入した時期の記憶はあやふやになることが多いので、本体に記載されている製造年月日を確かめておきましょう。確認しておけば、寿命から考えて何か症状が出た時にも買い換えの腹積もりができます。
もし、以下のような症状がある時には正常に動作できない問題があると考えられます。早めの点検を受けましょう。
- 点火しづらい
- 煙やにおいが出る
- 燃焼が一定ではない
- 「エラー表示」が出る
販売店の他には、日本ガス石油機器工業会のお問い合わせ一覧からでも各メーカーの情報が掲載されるので活用してみてください。
異常があるファンヒーターを使い続けると考えられる事故
ストーブと異なりファンヒーターは、直接燃焼する部分が見えにくいため、過信して使い続ける可能性もあります。
使い続けることで、「発火」「爆発」「不完全燃焼による一酸化炭素中毒」になる可能性がありたいへん危険です。何か異常が出ている時には、即座に使用を中止しましょう。
石油ストーブ・石油ファンヒーターは、他の暖房器具よりも火災の発生が多くなっています。給油時の火災が多く報告されていますが、異常がないかどうかも普段から意識しておくのが賢明です。
製品別の発生状況をみると、石油ストーブ・石油ファンヒーターは95%(337件中321件)が火災になっており、他の製品より火災の発生割合が高くなっています。そのうち、35%(119件)が全焼になっています。また人的被害は、108件と暖房器具の中で最も多く発生し、死亡事故は50件(57人)となっています。引用元:独立行政法人製品評価技術基盤機構石油ストーブ・石油ファンヒーターの事故、5年間で57人死亡
ファンヒーターを引き取り処分する方法
故障したファンヒーターを処分するには、以下の3つの方法があります。結構重さもあるものなので、処分の際には運搬の手間や引き取りが可能かどうかを確認しておくと良いでしょう。
粗大ごみ回収で処分する
自治体の粗大ごみ回収でファンヒーターの処分は可能です。粗大ごみ回収日に収集してもらう方法とごみ処理施設に直接持ち込む方法がありますが、自治体によっては持込ができないところもあるので、あらかじめ問い合わせをしておきましょう。
自治体の粗大ごみ回収の手順は、概ね以下の通りです。
- 粗大ごみ受付へ電話やインターネットで予約をする
- 粗大ごみ処理券の費用と収集日を確認する
- 粗大ごみ処理券を自治体の指定場所で購入しておく
- 粗大ごみ処理券をファンヒーターに貼る
- 収集指定日の朝8時までに収集場所にファンヒーターを搬出する
ファンヒーターの粗大ごみ手数料の相場は、400~800円程度です。料金は、持込を選ぶと割安に設定されている自治体もあります。
家電量販店の引き取りを利用する
家電量販店では、ファンヒーターの引き取りを「小型家電リサイクル法」に基づいて実施しています。適切な引き取りを依頼できるので、依頼者も安心です。
ただ、すべての家電量販店がリサイクル回収を行っているわけではないので問い合わせをしておいてください。
リサイクル回収の料金と引き取りだけの場合には収集運搬料金がかかります。概ね2,000円ぐらいかかると見積もっておきましょう。
家電量販店 | リサイクル料金(税込) | 注意事項 |
ケーズデンキ | 2,200円 | 出張料金別途発生 |
ヤマダ電機 | 石油ファンヒーターは対象外 | |
エディオン | 1,100円 | 残った灯油は事前に抜いておく |
不用品回収業者に依頼する
ファンヒーターを自宅まで引き取りに来てもらうなら、不用品回収業者への依頼がおすすめです。粗大ごみ回収のように処分まで日数がかかることもありません。何より、自宅まで出張してくれるので重いファンヒーターを搬出もしなくて済むので簡単です。
- ファンヒーターを自宅まで取りに来て欲しい
- 即日回収して欲しい
- 休みが取れる週末に引き取りに来て欲しい
- 灯油の入っているままでファンヒーターを処分して欲しい
特に、自治体や家電量販店で処分する際に残っている灯油は自分で処分するのがルールです。灯油の処分もなかなか難しいという方も、不用品回収業者だとそのまま引き取ってもらえて手間もかかりません。
ただし、依頼の際にはトラックで通りかかる不用品回収業者には注意してください。中には、悪徳業者も紛れているためです。「無料回収」をアピールしている業者には、特に注意しましょう。高額請求や不法投棄などのトラブルに遭う可能性もあります。
残っている灯油の処分はどうすべき?
ファンヒーターの処分方法と同時に、残っている灯油の扱いにも注意しなくてはなりません。不用品回収業者以外の処分方法だと、残っている灯油の処分を責任を持って行う必要があります。
少量なら布や紙で吸い取る
タンクの挿入部にわずかに灯油が残っている程度なら、布や紙で吸い取ってください。吸い取ったら、可燃ごみとして捨てられます。
ガソリンスタンドに引き取ってもらう
タンクに灯油がまだ残っている場合には、ガソリンスタンドに引き取ってもらえます。持ち込みしやすい場所か行きつけのガソリンスタンドなら、言いやすいでしょう。灯油の引き取りに費用がかかるのか、購入したレシートが必要なのかも確かめておくと安心です。
不要なファンヒーターも不用品回収の福岡エコサービスへ
不要になったファンヒーターの処分は主に3つの方法がありますが、楽に処分できるのは不用品回収業者です。処分でお困りの方は、不用品回収の福岡エコサービスへお気軽にお問い合わせください。
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見積もりに納得いただいてから、回収に伺います。お急ぎなら、当日の回収も可能です。回収量や作業内容に変更がない限りは、追加料金は発生しないので安心してご利用いただけます。
他のも不用品がありましたらまとめることも可能です。まとめることで費用を格安に抑えられるプランもご用意しています。また、コンディションの良いファンヒーターなら買取も対応させていただきます。処分費用を安くすることも可能です。
まとめ
家庭で故障してしまったファンヒーターの処分方法をお伝えしました。粗大ごみ回収・家電量販店・不用品回収業者の中で、都合に合うものを選んでみましょう。また、処分の期限が限られている場合には、不用品回収業者が間に合わせてくれます。
費用だけではなく運搬の負担や手間などから考えて、利用しやすい引き取り処分方法を選んでみてください。