セカンドライフとは 第二の人生といった意味合いを持ち、年齢的には65歳前後からをいう場合が多いようです。
平均寿命が長くなった現代では、まだまだ働く人も多く、アクティブ派が多い世代です。
しかし、元気なうちに住みやすい住環境を作りたいと思っている人は、早々と家庭内の不要品を処分して広い空間づくりをされています。
持ち物が増えると、住空間が狭くなるだけでなくカビやホコリ、ダニなど健康を害する悪条件も増えていきます。
目次
- 自分にとってはゴミ同然の不用品でも、必要な人にとってはお宝かも?
- 物が溢れた中で暮らす危険性
- 不用品回収料金の相場
- 買い取ってもらえる品物があれば不用品買取業者に依頼するのがお得
- 自治体の回収について
- こんな業者には気をつけましょう
- 物の整理をすることは生き直すこと
- まとめ
自分にとってはゴミ同然の不用品でも、必要な人にとってはお宝かも?
不用品の処分や回収、買取を手順よく行うと、一気にシンプルライフに近づけます。
世の中には様々なコレクターがいらっしゃいます。
趣味のものなどで、今では興味がなくなったものもゴミとして処分をする前に、必要な人に買い取ってもらいましょう。
セカンドライフにさしかかった世代は、親を見送った直後という方も多く、親が遺した物が果たして価値があるのか単なるガラクタなのかが、見極めがつきにくいものです。
古物商許可証を持った業者に査定をしてもらうと的確な価格がつき、不用品もお宝に替わる場合もありますます。
信用できる業者に依頼し、不用品は上手にリサイクルしてシンプルで快適なセカンドライフを送りましょう。
物が溢れた中で暮らす危険性
「いつか片づけよう」と思いながら、先延ばしにしているうちに月日はどんどん過ぎてしまいます。
健康であればあるほど、今日が一番若い日であることを忘れてしまいます。
しかし、使ったものを定位置に戻さずに床に物を置くのがクセになっているようなら、かなり危険ゾーンに突入しているといえます。
家の中で雑誌や新聞紙、コードなどにつまずいて転倒し、骨折などのケガをきっかけに寝たっきりになる人は多いようです。
「転ばぬ先の杖」ではありませんが、早めに家の中を整理整頓しておくことで、つまずきや転倒を防げます。
リサイクルに出すにしても、不用品を回収してもらうにしても仕分けは自分でする必要があります。
この仕分け作業は、かなりの時間と体力がいります。
一気に片付けようと頑張ると、ぎっくり腰にもなりかねません。
片付けのコツは、1日に10分~20分かけて3~5個ずつ不用なものを処分する方法です。
今日は、古びた下着を3着、次の日は書けなくなったボールペンや、使い切ったステックノリなどの処分、そしてその次の日は賞味期限が過ぎてしまった乾物物などの処分というように1ヵ月かけて90~100個のものを処分します。
処分する際に拭き掃除や模様替えなどもしたくなりますが、捨てることだけに集中することが途中で挫折せずに仕分けを成功させるコツです。
次は回収してもらいたいものと、買い取ってもらえそうなもののリスト表を作ります。
整理ダンスやサイドボード、ミシン、鏡台、机、ソファなど回収してほしいものと、買取の対象となりそうな、骨とう品や着物、毛皮、宝石、お茶道具、楽器、フィギュア、絵画などをリストアップします。
この段階で不用品の買取や回収をおこなっている業者を選ぶと、スムーズに進行します。
不用品回収料金の相場
不用品の回収を業者に依頼する場合は、それぞれの物品の回収料金のほかに、人件費や、車のガソリン代なども加算され、これが料金になります。
大量の不用品を処分したい時には、トラック一台に積み放題といったプランもあります。
不用品回収の料金については規定がないため、業者によって様々です。
きちっとした業者はホームページに電話番号を掲載しているので、必ず見積もりを取り、疑問に思うことは聞いておきましょう。
買い取ってもらえる品物があれば不用品買取業者に依頼するのがお得
不用品の回収のみをおこなっている業者に比べて、買取もおこなってくれる業者に依頼すると、売れたお金と回収にかかった費用を差し引いてもらえるので 回収料金が安くなります。
例えば一般的に回収のみの場合は、白物家電と言われる洗濯機や冷蔵庫などの生活家電が4,000円~1万円程度、黒物家電と言われるテレビやホームシアターなど趣味や娯楽家電が4,000円~8,000円程度、寝具が5,000円前後、リビング家具が3,000円~7,000円、収納家具が4,000円~6,000円程度です。
買取もおこなってもらえる業者なら、家電や家具も商品価値があるものなら買い取ってもらえます。
また、骨とう品や作家物の着物などは、思わぬ高値がつくこともあります。
自治体の回収について
各自治体によって不要品を持ち込めば無料のところや、回収に来てもらえるが指定場所まで運ばなければならない場合など様々です。
料金がかかる場合は一般の回収業者に比べて約半分の価格以下で引き取ってもらえますが、2階から運び出してくもらうことなどはできません。
こんな業者には気をつけましょう
リサイクル品を扱うには「古物商」の許可がいります。
業者に買い取ってもらったり回収してもらう際には、許可書について確認しておくことでトラブルを防ぐことができます。
良心的な業者は事前に回収費用、運搬費用、処分費用などを明確にしますが、悪質な業者だと不用品を車に積み込んでから不当な回収料金を請求したり、最悪の場合は、回収した後で不法投棄をする場合もあります。
悪質な業者は不法投棄だけではなく、不正期のルートで海外にリサイクル目的で売買するケースもあります。
実店舗を持たず車一台で仕事をしていて、トラックに住所や電話番号が書かれていない場合は、慎重に対応しましょう。
物の整理をすることは生き直すこと
セカンドライフを有意義に過ごすためには、持ち物を今必要なものと、もう使わないものを仕分けして、それぞれの物の道筋をつけることが大事です。
物の整理は、これからの自分自身の生きていく道を選択することにもなります。
どんな物にも思い出がたくさん詰まっています。
手放す決心がつきにくいこともありますが、不用品に包まれて残りの人生を送るのは過去にとらわれて生きることにもつながります。
人生100年時代とも言われていますが、セカンドライフが30年も続くと考えると、いったんリセットしてリスタートをすることは大事なことです。
物を処分することで、人間関係も整理することができます。それは執着心とサヨナラできるからです。
まとめ
セカンドライフはいつから始まるといった定義はありませんが、「第二の人生を楽しみたい」と思ったときが、セカンドライフの始まりかも知れません。
同時に、セカンドライフを意識したときが不用品を処分する一つのきっかけとも言えます。
年齢に関係なく、人生いつ何が起きるかわかりません。
仕事をリタイアしたあと夫婦で旅行を楽しむ人も多いようですが、旅先で地震などに合うこともあります。
心配事の9割は実際にはおこらないとは言うものの、物の整理をしておくと、「いつかそのうちに片付けなければ」といった強迫観念のような思いがなくなります。
使わなくなった物を手放すことで、誰かに再利用してもらいその物品は再び命を宿します。
もったいないからと利用せずにしまい込んでおかず、少しでも早く不用なものは手放して心の平安を手に入れましょう。