オフィスの移転や廃業などの事情で、デスクやパソコンなどさまざまなものが不用品となり回収してもらいたい時、どのような業者に依頼したら業務に支障なく不用品の処理や処分をスムーズに行ってもらえるでしょうか?一般家庭から出る粗大ゴミと違い、適正に処理するにはどんな資格を持った業者を選べばよいのか、気になるものです。
今回は、オフィスの不用品回収品目・買取品目・業者の選び方のポイントを解説していきます。
目次
- オフィスの不用品回収品目とは?
- オフィス家具・機器
- オフィス家電
- オフィスから出る産業廃棄物
- オフィス用品の処分を依頼する時に資格を確認!
- パソコン関連のデータ削除が適切に行われるかも重要!
- オフィスの不用品回収で買取可能なものは?
- スチール家具の処分費用が無料で可能
- オフィスの不用品回収業者の選び方
- 大量処理施設を自社で保有
- パソコンのリサイクル実績が多数ある業者
- プランの選択肢がある
- まとめ
オフィスの不用品回収品目とは?
オフィスにある不用品は、廃棄処分する際にも、物の量や種類も多岐にわたるため分別や処理の方法など悩みは尽きないでしょう。オフィスの移転や廃業・工場の閉鎖・店舗の在庫処分など目的に応じて、オフィス用品の不用品を回収してもらいたい時、業者に依頼できるものは以下のようなものが含まれます。
オフィス家具・機器
- オフィス用デスク
- 事務チェア
- ミーティングテーブル
- キャビネット
- ロッカー
- スチールラック
- 書庫
- 応接家具
- パーティション
- OA機器
- 金庫
オフィス家電
- エアコン
- 液晶テレビ
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 電気ポット
- 照明器具など
オフィスから出る産業廃棄物
- 金属くず廃プラスチック
- ガラス
- 陶磁器くず
- その他
オフィス用品の処分を依頼する時に資格を確認!
オフィス用品の処分といっても、一般的に思いうかべるデスクやチェアなど以外にも、OA機器まですべて依頼できるのが専門業者です。
業者に依頼する際には、上記のような様々な廃棄物の回収に対応できる許可を受けている必要があります。
営業許可は、以下をご覧ください。
- 産業廃棄物収集運搬許可証
- 産業廃棄物処分業許可証
- 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可証
- 特別管理産業廃棄物処分業許可証
- 古物商許可
資格を保有していると言いながらも、パソコンのデータ削除を別の業者に横流ししたり、違法に処理されたりすることも考えられます。そのためにも、資格の有無はしっかりと確認しておきましょう。
パソコン関連のデータ削除が適切に行われるかも重要!
パソコン関連のメディアに収められている情報を処理してもらうために、安さだけで選ぶと業者次第では適切に処理していないこともあります。CD-Rなどのディスクは、破砕せずに資源として売却できるため、そのまま売却する業者も中にはいるのです。機密情報をどんな工程で処理をしているのかも、入念に確認しておきましょう。
機密メディアの処分をすべて責任を思って行っている業者は、自社ですべてを行う作業工程を取り、厳密に管理しています。そのため、物理的な破壊をする工程を細部までホームページで紹介することができるのです。
オフィスの不用品回収で買取可能なものは?
オフィスの不用品回収費用を少しでも抑えるためには、買取も同時に行ってもらえる業者を選ぶのが賢明です。上記のオフィス不用品回収品目に該当しており、製造から5年程度なら買取対象となり査定を受けてみましょう。
ただし、さびたスチール家具、ひどい汚れ、破損した物、欠陥があるものについては除外されます。
製造年数が5年以内のもので、未使用品か状態の良い物なら買取査定額も上がる可能性も高くなります。下表を参考にしてみてください。特に良質なブランド家具は、高額査定の可能性もあり得るからです。
- 片袖デスク 1500円~
- 役員家具 2000円~
- ロッカー 1000円~
- 会議テーブル 2000円~
スチール家具の処分費用が無料で可能
多くの専門業者は、スチール家具の処分費用は無料です。ただし、収集運搬費用は発生するので見積もりの際にしっかり確認をしておきましょう。
その他、新聞紙・ダンボールなどは再生可能な資源は、無料で回収が可能です。
オフィスの不用品回収業者の選び方
オフィス用品を回収してもらう際に安心して依頼できる業者を選ぶには、ポイントがあります。一般の人にとって産業廃棄物やオフィス用品の分別については分かりにくいものですので、こうした選び方を心得ておくだけでも良質な業者を選ぶ際に参考になるでしょう。
大量処理施設を自社で保有
様々な産業廃棄物の処理施設や設備を自社で保有してれば、それだけ他の業者に委託することもなく責任を持って処理を完了することが可能になります。それだけではなく、無駄な中間手数料を省けるため、自社で収集から処理や処分まで適正にしてもらえるので安心です。
パソコンのリサイクル実績が多数ある業者
特にパソコンの処分は、情報漏洩の可能性があるため業者選びは入念に行う必要があります。中古パソコンとしてそのまま売却することが無いと明らかにされている業者を見極めましょう。また、ハードディスクを取り外しても、物理的な破壊を行って資源としてリサイクルに対応しているかも確認しておいてください。
参考になるのは、ホームページ上でパソコン処理の実績台数が記載されているかどうかも役立ちます。「ハーディスク処理証明書」が写真付きで発行されるかも、確認しておきたいポイントです。
プランの選択肢がある
処理してもらいたい不用品が少ない場合には、見積もり金額から値引き可能なプランが妥当です。たとえば、作業員が一人で訪問し積み込みを依頼者が一緒にすることで安く設定されているプランなら、格安で済ませられるでしょう。
引っ越し業者のプランに似ているのが、オフィスの不用品回収業者の指定した日に作業を依頼すると値引きが可能なプランもあります。
不用品を収集運搬するトラックの車両が2~3トン車で割引が適用されるプランも活用するとまとめてお得な利用もできるでしょう。
こうしたプランの選択肢がきめ細かく選べると、できるだけオフィスの不用品の量や種類などに応じてできるだけ予算を抑えるられるようになります。
まとめ
オフィスの不用品回収を専門業者に依頼する際には、対象品目は多種類があるため幅広い処理が可能な業者を選ぶのが賢明です。費用をできるだけ抑えるためには、不用品の中でも製造年数の新しいものや状態の良いものは、無料査定を受けて買取も視野に入れてみましょう。また、安さだけではなく機密メディアの処分や廃棄物を適切に処理する業者を選ぶことも念頭に置いておくのも重要なポイントです。