空き家となった実家の整理や片付けに困っている人は、急増しています。片付けをしなければならないと思っていても、掃除や不用品の整理はまとまった時間や労力も必要となるためなかなか実行できないものです。自力で片付けができる部分ももちろんあるのですが、すべて完了させるのは、人手や車両の確保や時間も捻出しなければならず困難なことが多くなります。片付けを業者に依頼するとどんなサービス内容があるのかも、気になる点でもあるでしょう。放置すればするほど、空き家の片付けは難しくなってしまうばかりなので、できるだけ早い段階で対処をする方が無難です。
今回の記事は、空き家を片付ける方法・業者のサービス内容・業者に任せる方がおすすめのケースについてまとめています。空き家の状況や物の量も個々で異なりますので、サービス内容も把握したうえで、業者への依頼を検討するのにぜひお役立てください。
空き家の深刻な問題
実家が空き家になってしまうケースが、社会問題となっていますが、深刻な問題をいくつもかかえており空き家対策は急務です。実家とは別に、子ども世代が離れたところに家を持っているため、実家に住む必要がないこともあげられます。しかも、遠方に住んでいることで、片付けを行うにも着手しづらいことも少なくありません。
具体的に、空き家となるとどんな問題があるのか見て行きましょう。
- 台風や地震など災害時の対応ができず倒壊や破損の恐れがある
- 草木が茂り隣家へ迷惑をかけてしまう
- 空き家になると害虫や害獣が発生してしまう
- 不審火の可能性も否定できない
- 管理されていない空き家だと不法投棄される可能性もある
- 古い空き家は買い手や借り手も見つかりにくい
空き家の片付けを進める方法
深刻な空き家問題を少しでも問題を解決したいと思って、片付けを考えている場合、以下の2つの方法から検討してみましょう。
家族や身内を雇って進める
まず、家族や身内を雇って片付けを行う方法です。自力で進めるため、計画的に時間を分散させて長期にわたる片付けが求められます。要不要の仕分けをして、保存するもの以外は廃棄・買取・人に譲るといった対応をしなければなりません。
ここで問題となるのが、自治体のゴミ回収で出せる衣類や雑貨、日用品であればある程度仕分けすれば処分が可能ですが、それ以外の粗大ゴミや家電・家具などの大型のものの処分は、不用品ごとに処分方法の決まりがあり適正に処分する必要があり、とても煩雑となります。
自力で空き家の片付けをするのであれば、対応できる部分だけでも進めるという考えが得策だと言えるでしょう。すべてを自力で片付けるのは、想像以上に大変だからです。
空き家の片付けを業者に依頼する
空き家の片付けを行う業者に依頼することで、手間や負担を無くす方法もあります。処分するものと保管するものの仕分けから不用品回収だけではなく、片付け後の清掃まで任せられるので効率よく空き家の解決ができる方法です。個別に処理する方法が異なる粗大ゴミの処分もすべて業者に任せられるので、悩むこともありません。
それだけに、まとまった費用がかかってしまうのは確かですが、こうした業者では不用品回収だけではなく買取にも対応してくれるところもあるので、少しでも片付けの費用を抑えることもできます。
- 遺品整理・生前整理業者
- 不用品回収業者
- ゴミ屋敷片付け業者
上記の業者が、空き家の片付けにも対応しています。業者次第でサービス内容の違いもあるため、実際に依頼する際には、どこまで業者に任せたいのかを絞り込んでおきましょう。
片付け業者が対応している主なサービス内容
業者に片付けを依頼した場合、サービス内容も把握しておくのが賢明です。見積もりを依頼する際に、サービス内容がどこまで含まれているのかも、予め確認しておくと後々トラブルにならないようにできます。
物を仕分けする
空き家には、親の世代からいろいろなものが置かれたままになっているでしょう。依頼者が前もって要不要を考えて物の仕分けをすることもできますが、その場で業者に仕分けを依頼することもできます。
長年暮らし続けた家なので、想像以上のものがあるので仕分けにも困難を伴うものでしょう。業者に、適切に指示を出せば、必要なものと処分するものに適切に仕分けを進めてくれます。
不用品やゴミを回収する
自力で空き家の片付けを進めていて大変悩んでしまうのが、不要品やゴミの処分だと言われています。業者は、ゴミの分別はもちろん家電リサイクル法に従った処分や粗大ゴミの適切な処分に精通しているので、安心して任せられます。適切な処理を行ってもらうためにも、信頼のある業者かどうかを見極めることも必要です。
自力で片付けが進まず中断したケースの主な理由では、不用品やゴミの処分ができなくなったというものが広く見られます。運搬するにも不用品を持てない・運搬する車両と人手の確保が難しいことも多く、片付け業者ならその心配も一切ありません。
片付け後の整理・清掃を行う
空き家の片付けは、物を運び出しただけではなくその後の整理や清掃まで依頼できます。特に、長年掃除が行き届きにくかった場所には、埃や害虫の発生も考えられるでしょう。業者次第ですが、簡易清掃やハウスクリーニングを選べるので家の状態に合わせて選んでも良いでしょう。
空き家の片付けをプロに任せる方がおすすめのケース
空き家の片付けをプロの業者に任せた方がおすすめなのは、以下のケースです。
- 空き家の不用品やゴミ・草木があふれかえっている
- 自力での片付けは人手・時間・車の確保ができない
- 早く空き家をきれいにして賃貸や売買を検討したい
- 近隣からの苦情が来ている
しかし、業者に依頼するにはまとまった費用を予算しておかなくてはなりません。そのためにも、正確な見積もりをしてもらう必要があるのです。依頼する際に以下の内容をあらかじめまとめておくと役立ちます。業者の見積もりも、1社ではなく最低でも3社程度は比較するためにも、こうした内容をまとめておけばスムーズに伝えやすくなるものです。
- 空き家の広さ
- 部屋数
- 大まかにみた物の量
- 空き家がある周辺環境
- 希望の日時
まとめ
自力で空き家の片付けをするのがとても大変な状況になってしまうのは、核家族化や少子高齢化が顕著になったことが影響しています。そのため、空き家の片付けを業者に任せるしかないという場合も少なくありません。また、時間や体力にゆとりがあるなら片付けはできる部分だけは自力で進めて、対応できない部分を業者に任せる依頼の仕方も状況に応じてあるでしょう。当社では、空き家の片付けの際の不用品回収・買取もお受けしています。お客様のご都合やお困りごとに応じた、適切なサービス内容を提案させていただくことが可能です。「大量のゴミに手の付けようがない」「重い家具をそもそも運び出すにもできなくて困っている」などのお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。