飲食店を閉店せざるを得なくなった時にさまざまな対応が必要となりますが、中でも細々とした片付けで困惑してしまうこともよくあります。段取りが上手く行かないとさらに時間ばかり流れてしまうでしょう。
今回の記事は、片付けで困る具体的な内容・飲食店の閉店で売却できるものと処分してもらうものの業種別の情報を説明していきます。急がなければならない事情がある時に、飲食店の片付けをどのような業者に任せれば適切に対応してもらえるのかも把握しておくのが肝心です。
飲食店の閉店に伴う片付けで困ること
何らかの事情で飲食店を閉店する場合に困るのが、店舗の片付けです。経営者は、閉店に伴ってさまざまな対応が迫られる中で片付けを進めなくてはならず、心身に大きなダメージを受けることが多くなります。
具体的に、飲食店の閉店に伴う片付けで困ってしまうのは以下の問題があるためです。
急な閉店で片付けに手が回らない
飲食店の閉店は、事前にゆとりを持って計画している場合もありますが、予期しない経営悪化や体調不良などの理由で急な閉店を余儀なくされることも少なくありません。このような場合は、特に飲食店内にはいろいろな什器やショーケースなどもあり、レジや看板などの店舗用品から厨房機器など廃棄をしなかればならず手が回らない悩みは深刻でしょう。賃貸物件なら撤退を、保有物件なら売却を視野に入れて閉店をすすることもあるので、片付けの他にも原状復帰の工事も行わなければならず雑務に追われるものです。
新しい厨房機器をみすみす廃棄するのはもったいない
長年使ってきた厨房機器とは違い数年前に導入したものであれば、それだけ経費もかかっていることからみすみす廃棄するのは、もったいないと感じてしまうでしょう。再商品化をしている業者も多数あるため、最終的な判断は買取対象にならない時に廃棄と決めるようにするのが得策です。買取対象になりやすいものは、次で紹介していますので参考にしてみてください。
片付けの費用をできるだけ安くしてもらいたい
飲食店の閉店で片付けから不用品の処分を業者に任せることで、迅速に対応してくれるものの、心配されるのがその費用です。できるだけ安く抑えたいという思惑があるのも当然でしょう。
飲食店の業種別で買取されそうなもの・回収してもらうもの
飲食店の閉店で進めなければならない片付けは、このように様々な困りごとが山積しています。ここからは、飲食店の業種別で処分するものに違いがあることからそれぞれ最適な処分方法をご紹介します。
喫茶店・カフェ
ほかの飲食店よりも、喫茶店やカフェは独自性を売りにしているため、ブランド食器を使っているお店も多いものです。片付けの際に出たブランド食器は、買取ができる可能性が高いのでまずは査定から受けてみましょう。その他、未使用のままの食器や大型冷蔵庫も買取を検討してみるのがおすすめです。
一方、廃棄してもらうのがおすすめなのはテーブルや椅子です。
ラーメン店・うどん屋やそば屋
ラーメン店やうどん屋・そば屋で買取してもらえる可能性があるものは多数あります。一例をあげると、業務用冷蔵庫やコールドウォーターディスペンサー・レジスター・ラーメン釜などです。規模が大きければそれだけこうした機器も複数あることも多いので、買取査定を受けてみましょう。
日々、厨房で使用していた寸胴鍋や中華鍋などは、使用感もあるため廃棄処分することになります。
レストラン・食堂
レストランや食堂で売却ができる可能性があるのは、ワインセラー・業務用冷蔵庫・食器・アルコール類などです。大型の業務用冷蔵庫は特にニーズも高いので、コンディションが良い物であれば高額査定も期待できます。 やはり、テーブルや椅子、キッチン用品は日々使い続けていたものであり、買取対象にはならないため廃棄することにならざるを得ません。
飲食店の片付けに対応できる業者選びの注意点
一般家庭の不用品なら分別をして回収日に出せば済みますが、飲食店の場合には専門の不用品回収業者に依頼する必要があります。業者に依頼することで、大型で重い機器でも安心して搬出してもらえるのももちろんですが、細かな分類をしなくても済むので手間がかかりません。
不用品回収業者ごとに自由に料金を設定しているため、相場にも幅があるので注意が必要です。飲食店の閉店を早急に済ませなかればならない場合には、1社で決めてしまいがちですが最低でも3社は見積もりを取りましょう。これによって費用の相場がつかめるようになるからです。
先述した買取されそうなものに関しては、まず買取対象になるのかも確かめておきましょう。売却できるものをリストアップしてもらい、残りを回収してもらうようにすれば少しでも費用を抑えられます。
費用の安さだけにこだわっていると、不用品回収のサービスの品質や対応の良さを見逃してしまうことにもなりかねません。相談時の受け答えで品質の良さや知識・経験の有無もチェックするようにしてください。やり取りが丁寧というだけではなく、腑に落ちる説明をしてくれるかどうかを意識しておくと見極めの際にとても役立ちます。
まとめ
飲食店の業種次第で買取対象になるものと処分対象になるものが異なっているため、買取と処分の判断がしっかりできる業者を選ぶのが賢明です。不用品回収業者は、回収のみだけではなく飲食店の閉店に伴う不用品の買取にも応じてくれるところがあります。買取が少しでもできれば、業者への支払いを少しでも安くすることは可能です。
片付けの期限が迫られている場合には、業者を選ぶ時間もゆとりがないことも考えられます。しかし、できる限り良質な不用品回収業者に依頼をするためにも、見積もりの比較は労を惜しまず行いましょう。福岡エコサービスでは、飲食店の閉店や店舗改装や不用品の整理などのお困りごとにも迅速に対応いたします。店舗用品や厨房用品の買取も可能ですので、少しでも片付けの費用を抑えたいというオーナー様は、ぜひご相談ください。